第134章 中島美奈はもう警察につき出せばいい

西野亮平はすぐに動いた。

南雲玲奈のほうは、電話を切って間もなく、関係部門の担当者が到着した。

相手は回りくどい前置きもなく、きっぱりと言い切る。

「状況は把握しました。横尾グループの薬に問題があるとの通報が入っている以上、こちらでサンプルを回収し、調査・検査を行います。結果が出るまで、この薬の販売開始は認められません」

さらに続けて、

「すでに相当数の受注があるとも聞いています。安全面を考慮すれば、キャンセルするのが望ましいでしょう」

中島美奈は、納得がいかない顔をした。

あの大口の注文は、横尾グループ開発部にとって過去最高――利益だって桁が違う。半分はもう懐に入ったようなも...

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